大規模建物における異なるフロア間の伝搬損失推定法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、携帯電話機の普及等により屋外では種々の移動通信サービスが受けられるようになった。しかし、屋内ではまだ十分ではなく屋外と同様のサービスが屋内においても求められている。屋内伝搬においては(i)同一フロア内での伝搬、(ii)異なるフロア間での伝搬、(iii)異なるビル間での伝搬等の特性の解明が必要である。このうち本稿は大規模建物における異なるフロア間の伝搬損失推定法について検討したものであり、床を透過して建物の内部を伝搬する透過波と一度建物の外に出た後、再び建物の各階のフロアに侵入する波(本稿ではこの波を再侵入波と呼ぶ)の2波によりモデル化している。伝搬損失の推定は各推定点に等価波源を仮定して損失を推定する手法を用いている。10階建の建物における実測値と推定値から本2波伝搬モテルによる損失推定法の妥当性を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
関連論文
- 低アンテナ高電波伝搬損推定法
- 遅延プロファイルによる低アンテナ高電波伝搬メカニズムの検討
- 低アンテナ高電波伝搬における遅延特性推定法
- 高層建物における異なるフロア間の伝搬損失推定法
- 大規模建物における異なるフロア間の伝搬損失推定法
- 近距離電波伝搬における微細伝搬損失推定法
- 近距離電波伝搬における屋内・屋外伝搬損失推定法