低アンテナ高電波伝搬における遅延特性推定法
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概要
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近年, 周波数の有効利用, 無線機の小型・軽量化等を図ることを目的に基地局のアンテナ高を周囲の建物高と同等あるいはそれ以下にし, 無線ゾーン半径を数百メートルにしたマイクロセルのシステムが実用化されている. このマイクロセルシステムについては今後音声以外の非電話の広帯域伝送への発展が期待されている. 広帯域伝送において特に考慮しなければならないのは遅延特性である. このため低アンテナ高電波伝搬における簡易でしかも高精度で適用範囲の広い遅延特性推定法を得ることが急務となっている. 本稿は低アンテナ高電波伝搬における伝搬損推定用の道路伝搬波, 建物越え回折波等からなる伝搬モデルを基にこれらの各波の遅延プロファイルを直角三角形で近似して遅延特性を推定する手法について実測値との比較検討結果を述べたものである.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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