遅延プロファイルによる低アンテナ高電波伝搬メカニズムの検討
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概要
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本論文は, アンテナの高さが周囲の建物の高さと同等あるいはそれ以下である低アンテナ高の基地局を用いた場合の伝搬メカニズムを, 遅延プロファイルをもとに検討したものである. 本検討により, 低アンテナ高基地局における伝搬損推定用として既に提案している建物を透過する建物透過波, 道路に沿って伝搬する道路伝搬波, 伝搬路内の建物の上端部で回折する建物越え回折波の3波からなる伝搬モデルの妥当性を明らかにする. また, 遅延特性推定用として前記3波に他の建物からの反射波を加えた新たな伝搬モデルを提案し, 推定エリアを基地局からの見通しがなくなる回数により三つの区間に分けて各区間での予測される遅延プロファイルについて述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-07-25
著者
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