低アンテナ高電波伝搬損推定法
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概要
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本論文は, 基地局のアンテナの高さを周囲の建物の高さと同等あるいはそれ以下にし, 無線ゾーン半径を数百メートルにしたマイクロセルにおける伝搬損の推定法について述べたものである. 低アンテナ高の基地局を用いた場合の住宅街およびビル街における伝搬損については, 建物透過波, 道路伝搬波, 建物越え回折波の3波からなる伝搬モデルによる推定法を既に提案している. まず, 本伝搬モデルによる具体的損失推定法として見通し内での伝搬損を単位伝搬路長の減衰量である減衰定数により推定する方法を述べ, これが従来の減衰係数を用いた直線近似によるものに比べて優れていることを示す. つぎに, 本伝搬モデルの各波について具体的損失推定法を示し, 公園を含む市街地での実測結果から本伝搬モデルによる推定法の有効性を明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-07-25
著者
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