DS-CDMAにおける音声/データ統合伝送時のデータトラヒック制御

概要

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現在のセルラ移動通信では、回線モードの音声通信がサービスの主流である。しかし、次世代移動通信では音声通信のみならず、データ・画像等の様々なメディアも主要なサービス対象になると予想される。また、次世代移動通信方式として、CDMAが有望視されている。そこで、CDMA移動通信において、回線モードとパケットモードが同時に混在するシステムに関する検討が必要となる。回線モードは即時系の通信のため、呼の受付制御によるトラヒック制御しかできないが、パケットモードは待時系の通信であり、送信タイミングの制御を含めたトラヒック制御が可能である。文献では音声通信のSIRに応じて、データ通信の送信許可確率を制御することで、チャネル使用効率を向上する方法が提案されている。本稿では確率を用いた送信制御より、より詳細なトラヒック制御を行うために、パケットの送信タイミングを制御するデータトラヒック制御方法について、パケットサイズをパラメータとしてシステム容量を評価する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-08-13