オンウェハチューニング・ロードプルによる高出力増幅器の設計技術
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
準ミリ波・ミリ波帯でチユーナに損失がある場合、可変インピーダンス範囲が制限されてしまうので、ロードプル測定を良好に行うことが困難になる。この問題を解決するため、簡便で低損失な測定法として、オンウェハチューニング・ロードプル法の検討を行った。ウェハ上でのチューニング法としては、コプレーナ線路をFETの入力側に直接接続し、そのコプレーナ線路上の任意の点にプローブヘッドを接触させることにより、インピーダンスを変化させる方法が報告されている。今回我々は、更に長さが可変な短絡スタブを導入することにより広範囲のチューニングを可能にし、これを用いてロードプル測定を行った。その結果、オンウェハチューニング法はロードプル測定にも十分適用可能であることを確認できた。また、その測定結果に基づいてMMIC高出力増幅器の設計・試作を行い、良好な特性を得たので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
関連論文
- 偶高調波ミキサ用2倍波抑圧フィルタ
- C-10-10 側面コンタクトを用いたスタック型MIMキャパシタの高周波特性(C-10.電子デバイス,一般セッション)
- ポリイミド/アルミナセラミック多層基板を用いた無線アクセス用25GHz帯RFモジュールの検討
- K帯低損失高アイソレーション GaAs MMIC SPnTスイッチ
- オンウェハチューニング・ロードプルによる高出力増幅器の設計技術
- フィードフォワード制御型高効率線形電力増幅器
- 直列給電法による低消費電力低雑音増幅器
- ポリイミド/アルミナセラミック多層構造を用いた準ミリ波帯高周波ボードの基礎検討
- 多層構造を用いた対称型ブロードサイドカプラ
- 3次元MMIC構造を用いたモノリシック移相器の小型・広帯域化
- 可変擬似伝送線路リアクタンスを用いたMMIC化移相器
- ポリイミド多層構造を用いた直並列電力分配・合成器の新構成法
- 3次元MMIC構造を用いた広帯域0/π位相変調器
- 低損失アクティブインダクタの一構成法
- デジタル移動通信用高効率線形電力増幅器
- ドレイン接地FETを用いた位相歪補償電力増幅器に関する検討
- 可変擬似伝送線路リアクタンスを用いたX帯モノリシック移相器
- 可変周波数帯方向性結合器
- 非等幅カスコード接続FETの位相歪に関する検討
- E/D構成型L帯超低消費電力モノリシック低雑音増幅器
- 光制御MESFETの高効率に関する一検討