スペクトルアナライザを用いた準定常性妨害波の測定改善方法の検討

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概要

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陸上移動無線などに起因する電磁波の多くは、発生レベルや継続時間が不規則な準定常波とみなせる。これら電波妨害波は電波障害を引き起こす可能性があり、障害原因となる妨害波源を特定することが、障害対策や装置設計の観点から重要である。こうした背景のもと、準定常性妨害波を対象として、スペクトルアナライザを用いた検出方式の検討が進められてきた。しかしながら、従来の測定方法では、測定データの転送時等に一定応答時間を要するため、(1)波形検出もれの確立が高い、(2)波形検出もれを低減するために累積時間幅を増加させた場合には時間分解能が低下し障害情報との対応が不十分になる、といった問題点があった。本報告では、スペクトルアナライザを並列制御する方式により、準定常性妨害波の特定と検出もれの低減が可能な方法を提案するとともに、CB無線周波帯電波を対象とした測定結果例を示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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