フルパッシブ顔画像認識のための低解像度顔画像の幾何正規化

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概要

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人の顔を画像認識しようという試みは、現在まで多数行われているが、多くの場合、安定した高画質の画像を使用したいといった要求から、画像の取得条件、つまり認識対象者の撮影条件を強く限定していた。これに対して、フルパッシブな(認識対象者に認識装置を意識させない)人の顔の画像認識は、社会調査や警備など、広い応用分野を持つ技術として、望まれている。フルパッシブ顔認識では、認識対象者は、ある範囲の空間内を自由に移動するので、画像全体にしめる顔領域の面積はきわめて限定されることになり、認識画像がどうしても低解像度になってしまうという問題点がある。また、認識対象者の顔が撮影するカメラに正対するとは限らず、顔を画像認識するには、何らかの幾何正規化が必要になる。本研究では、こうしたフルパッシブ顔画像認識のために有効な、低解像度顔画像を幾何正規化する手法を提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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