4FSK移動通信における適応シンボル合成時間ダイバーシチ(ASC-TD)の効果
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概要
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陸上移動通信では、多重波干渉およびシャドーイングによりフェージングが発生し、ディジタル信号伝送特性が劣化する。この影響を軽減する一つの方法に、送信側で同一信号を複数回送信し、受信側で検波出力をビット毎に加算するビット合成時間ダイバーシチ(BC-TD)受信がある。一方、無線伝送容量を増加させる方法に、伝送速度の高速化と共に多値変調を行う方法がある。しかし、多値変調時の信号点間の距離は、2値変調時のそれと比べて短くなるため、上述したフェージング環境下では、[1]に示すBC-TDによる改善効果が劣化する。本報告では、4FSK年変調における4つの信号点Sij(i,j=0,1)の判定毎に異なる処理を行う適応シンボル合成時間ダイバーシチ(ASCTD:Adaptive Symbol Combining Time Diversity)を提案すると共に、これを適用した6400bps信号伝送における特性について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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