移動通信データ伝送における時間ダイバーシチの効果
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概要
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移動無線通信では、多重波干渉によるフェージングのため、伝送特性が劣化する。これを軽減する方法として、送信側でBCH符号化された同一の符号語を複数回送信し、受信側でビット毎に時間ダイバーシチ受信処理(BC-TD)を行なった後、BCH復号を行う方法がある。しかしこの方法では、1ビット毎の検波器出力標本値を記憶する必要があるため、比較的大きいメモリを要する。これに対し、受信側で符号語毎に誤り検出結果を基にブランチを選択して合成結果を得る符号語合成時間ダイバーシチ(CWC-TD)がある。本報告では、3200bps2FSK伝送方式において、BC-TDおよびCWC-TDを用いたときのワード誤り率(WER)特性について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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