斜面の危険度分析の一方法と桜島火山におけるその応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The most important problem in the risk analysis of slope is how to predict an unstable slope. In this paper, a method of evaluation for the risk degree of slope failures is described by the application of Hayashi's quantification method III, which is a mathematical-statistical method in order to convert qualitative data into quantitative relations. The investigated area is Sakurajima volcano located in the center of Kagoshima Bay, southern Kyushu, Japan. Taking engineering aspects into consideration, the basic data relevant to slope stability were obtained on topographic and geotechnical conditions, land utilization and vegetation in a fixed unit area overlaied with the mesh of 250 m square. 8 items and 33 categories are chosen as the factors of characterizing the unit area. The collected data are categorical, that is, non-numerical and qualitative, data, which can be quantified by the use of a suitable computer program based on the theory of quantification. Numerical values given to each category for the quantification are elements of eigenvectors, which are obtained from vector equation, corresponding to eigenvalues which are obtained from characteristic matrix. According to the relative distance between a couple of categories which can be calculated by elements of eigenvectors, each category is grouped into five classes, which are given the score of risk degree estimated by the values from 0 to 4. The rank of risk level is determined from the total scores of risk degree and finally a classification map of risk level of slope is presented. The remarkable feature of this paper is that the score of risk degree for categorical data of slopes was determined theoretically by the grouping classification using a mathematical-statistical approach. Moreover, it is greatly interested to note that the informations of slope failures are not always required in applying the method III to the prediction of risk degree of slope.
- 一般社団法人日本応用地質学会の論文
- 1983-12-30
著者
関連論文
- 2009年Morakot台風による台湾の被害調査に対する災害緊急調査団報告
- 支部長挨拶 : 九州支部特集によせて(九州支部特集号)
- 九州支部の60年と最近の活動(支部活動,地盤工学会の略史と現況,地盤工学会創立60周年記念号)
- 九州支部ここ10年の歩み(九州支部特集号)
- 3. 火山灰質粗粒土の工学的性質(火山灰質土-その性質と設計施工-)
- はじめに(特集記事2000年鳥取県西部地震 : 被災地日野町でのシンポジウムから)
- 2009年 Morakot 台風による台湾の被害調査に対する災害緊急調査団報告
- 特集記事 平成16年豪雨による土砂災害
- 長崎大水害から20年 : その教訓と現況
- せん断1
- ヘラシダによるしらす斜面の保護手法
- 斜面安定
- 一次しらす地盤の力学特性に関する一考察
- 斜面崩壊と土構造物等の被害状況 (四川大地震復旧技術協力団による災害速報)
- 7.地盤環境問題と地震工学(第16回国際地盤工学会議(大阪)・第2回日中地盤工学シンポジウム(上海))
- 1997年鹿児島県北西部地震および同第2北西部地震による地盤の工学的特性
- 2. 不飽和土の保水特性(不飽和土・不飽和地盤)
- 高周波CSMT装置による防空壕調査
- 7.火山灰質土の設計・施工法の将来展望(火山灰質土-その性質と設計施工-)
- 粘土, 砂, 礫の動的特性に関する国際セミナー報告
- 地盤の応力と変形
- 砂質土地盤でのサクションの現地計測システムの開発
- せん断1(第24回土質工学研究発表会総括および一般報告)
- 鹿児島県出水市土石流災害と防災対策
- 物理探査手法によるシラス地盤に現存する特殊地下壕探査の実証実験
- 研究の現場を往く 鹿児島のシラス斜面崩壊--北村良介氏(鹿児島大学工学部海洋土木工学科 教授)に聞く (特集 土砂災害に克つ)
- 奄美群島における風化残積土(赤土等)の土質特性(その3)
- 奄美群島における風化残積土(赤土等)の土質特性(その2)
- せん断2(第24回土質工学研究発表会総括および一般報告)
- シラス自然斜面の崩壊誘因推定支援を目的とした衛星熱赤外域情報の活用方法の提案
- 衛星リモートセンシングデータを導入したシラス自然斜面の崩壊危険箇所評価精度の向上
- 三相系の浸透(2)(5.地盤中の物質移動,総括,第45回地盤工学研究発表会)
- 常時微動観測による特殊地下壕探査技術の開発
- 地下水流動・地下水調査(浸透・移流拡散,5.地盤中の物質移動,第44回地盤工学研究発表会)
- しらすにおける地盤調査方法と地盤物性値の評価 (特集 最近の基礎設計に用いる地盤物性値)
- 8.講座を終えるにあたって(不飽和土・不飽和地盤)
- 7.不飽和土・不飽和地盤の数値シミュレーション(不飽和土・不飽和地盤)
- 1. 講座を始めるにあたって(不飽和土・不飽和地盤)
- 毛管遮水層(Capillary Barrier)の歴史的建造物周辺の斜面管理への応用
- 物理探査手法によるシラス地盤に現存する特殊地下壕探査の実証実験(2)
- 降雨時の斜面モニタリングと崩壊予測技術の現状(降雨時の斜面モニタリングとリアルタイム崩壊予測)
- 二次しらす(技術手帳)
- 降雨によるのり面/斜面崩壊 (特集 斜面・のり面の点検と対策工)
- 第41回地盤工学研究発表会(鹿児島大会)を終えて(第41回地盤工学研究発表会)
- 降雨に伴う斜面安定性変化のリアルタイム評価手法の開発(斜面防災の変化・変遷)
- 平成18年7月鹿児島県北部豪雨災害(その2)被災状況
- 平成18年7月鹿児島県北部豪雨災害(その1)降雨状況
- 地盤補強の理論と実際に関する国際シンポジウム : (IS Kyushu '88)報告
- 地圏シミュレータ構想(その2)
- cとφを考える
- 鹿児島県出水市針原川土石流災害
- ボーリング孔を利用した新しい原位置岩盤強度評価法
- 8.森林の水土保全機能の定量化に関する研究 : 第2報 1983年水文資料による流出解析
- 2.森林の水土保全機能の定量化に関する研究 : 第1報 試験流域の環境調査
- 1435 中・低圧下におけるしらすの力学特性(高圧・低圧下における土の挙動)
- 斜面の危険度分析の一方法と桜島火山におけるその応用
- インターロッキング
- 1352 南九州しらす地帯の豪雨による斜面崩壊 : (特に宅地造成地の災害を中心として)(地域と土質-ローカルな土への招待-)
- 鹿児島県における気象災害による被害の歴史的推移
- 変質火山岩に由来する過圧密粘土地盤における切土斜面の崩壊
- 新期火山灰及びしらすから成る地盤の物理化学的性質
- 海底堆積シラスの変形・強度特性
- しらすの非排水三軸試験における試料調整法及びバックプレッシャー
- しらす
- 乱さないシラスの強度特性に及ぼす含水比の影響について
- 848.簡便な原位置試験法によるシラスの判別分類法
- 2010年南九州豪雨災害調査団報告
- セン断 : 第1日 午後の部 第4会場(第8回土質工学研究発表会講演要旨および一般報告)
- せん断1(砂質土)(第20回土質工学研究発表会)
- 高周波CSMT装置を用いたニアフィールド領域での地下壕探査
- 1993年鹿児島豪雨災害とその復旧対策
- 1993年鹿児島豪雨災害の教訓
- 5. 豪雨時における斜面崩壊危険度予測(その2)(豪雨時における斜面崩壊のメカニズムと危険度予測)
- 高周波CSMTによる地下空洞調査
- 「直接型せん断試験の方法と適用に関するシンポジウム」開催報告
- 第17回土質工学研究発表会一般報告 : せん断3(特殊土)(第十七回土質工学研究発表会)
- シラス法面に植栽した植物の生育基盤に依存した生育特性評価
- 火山工学の確立とその研究課題
- 1825 ストレス・ダイレイタンシー関係の精度に関する一考察
- 斜面崩壊予知戦略 : 南九州シラス地帯を例として
- せん断3(特殊土、その他)
- 第16回土質工学研究発表会一般報告 : せん断(特殊土、その他)(第十六回土質工学研究発表会)
- 九州における埋立地盤
- 強度 : 第4会場 第2日午後の部(第5回土質工学研究発表会講演要旨および一般報告)
- 二次しらす地盤の動的力学特性と液状化ポテンシャル
- 二次しらす地盤の力学特性の評価
- 南九州における火山堆積物の室内土質試験 : 斜面崩壊予知システム構築の立場から(室内試験法の変化・変遷と今後)
- はじめに(平成16年豪雨による土砂災害)
- 火山工学の必要性と課題
- 6. 斜面と掘削(第1回日中地盤工学シンポジウム(北京))
- 降雨に伴う土砂災害に対する防災技術の現状と将来展望(地盤工学の展望 : 地盤工学全般・防災分野)
- 豪雨災害の予知技術(自然災害予測とその活用)
- 地圏シミュレータ構想(その3)地盤情報について
- 豪雨災害の予知技術
- シラス法面に植栽した植物の生育基盤に依存した生育特性評価
- 奄美群島における風化残積土(赤土等)の土質特性(その3)
- 奄美群島における風化残積土(赤土等)の土質特性(その2)
- 奄美群島における風化残積土(赤土等)の土質特性(1)
- ヘラシダによるしらす斜面の保護手法
- 鹿児島版地盤情報データベース構築 : ボーリング情報検索システムの構築と課題点