任意高精度べき乗剰余計算器を内蔵した高速公開鍵暗号システム

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概要

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インターネットの普及と共に情報セキュリティ技術の必要性が高まり、その有効な手段として公開鍵暗号方式が注目されている。公開鍵暗号方式では暗号強度を高めるため、極めて多精度の可変長剰余演算機構が必要とされる。そのためハードウェア化が困難で多くの時間を要していた。筆者らがこれまでに開発してきた乗除算器は演算精度に応じて必要な個数だけ接続し、任意精度の乗・除算を精度に比例したクロックを用いて効率的に実行するものである。ソフトウェアに代わって完全なハードウェアによる高速な公開鍵暗号システムが可能となった。筆者らが開発した任意精度除算システムとその除算システムを組み込んだ公開鍵暗号方式の提案と評価を行う。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-12-11

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