初心者を考慮したオブジェクト図エディタの検討

概要

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グループでソフトウェアを開発するにあたり、その開発対象についてグループ内での統一した認識を各メンバに徹底させることは開発の容易化につながる。各メンバは開発対象について資料や知識から各自の認識を生成する。その認識をOMTで採用しているオブジェクト図を用いて表現することができる。オブジェクト図は、グループ内で開発対象についての認識に関してコミュニケーションをとるのに役立つ。OMTではオブジェクトの抽出に対し明確な指針を与えていないために、各メンバの視点が異なり様々なオブジェクト図が構築される。そこでグループ内でオブジェクト図を統一することにより、各メンバの視点の統一、認識の統一をはかることができると考えられる。OMTについてほとんど知識のない初心者にとってオブジェクト図を構築するのは非常に困難である。オブジェクト図の構築について支援を行なうことで、初心者でも開発対象についての認識をモデルとして構築することができる。またオブジェクト図から各メンバの認識を理解することもできる。本研究では、オブジェクト図を構築するための初心者に対する支援方法について調査を行なった。本稿では、今回行なった調査方法について述べる。
社団法人情報処理学会の論文
1996-03-06

初心者を考慮したオブジェクト図エディタの検討

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