オブジェクトモデル作成時の過程における四要素の役割分担についての考察

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概要

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オブジェクト指向を用いたソフトウェア開発では, 分析時に開発対象についてオブジェクトとそのオブジェクト間の関係を抽出しモデル化する。設計, 実装へと開発を進めていくにあたり, 分析で導き出されたモデルを利用するため, 分析において開発対象をより適切に表したモデルを作成することが望まれる。本研究では, オブジェクトモデルの作成を対象としている。分析者はオブジェクトモデルを作成する際, 1) クラス図を作成する, 2) 作成したクラス図を確認する, という2つのフェーズを繰り返す。その際, 分析者は具体例・インスタンス図を利用して仕様を適切に表したクラス図へとまとめあげることができる。本稿では, 作成したクラス図を確認する過程について, オブジェクトモデル作成時における四要素である仕様・クラス図・具体例・インスタンス図がどのような役割を持つかを検討する。
社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24

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