任意精度対応準並列形乗除算機構の提案とRSA公開鍵暗号システムへの応用

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概要

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集積回路技術の向上により,ディジタルシステムの高機能,高精度,高速化が進んでいる。演算において不可欠な乗除算機構もそれに伴って再検討を求められている。高速演算には並列形が向いているが,例えば1,024ビット以上の精度増に対する集積度増は高精度化には問題となる。一方,順序回路形は高精度に対して,並列形よりは極めて少ないゲート数で済むが,演算にクロックを用いる分,高速演算向きではない。そこで並列形の高速性を活かし,順序回路形の繰り返し演算方式を取り入れることにより,並列形に伴うゲート数増を抑えた準並列形の乗除算器を提案する。本乗除算器はチップスライス化により任意精度に柔軟に対応可能であり,RSA公開鍵暗号システムのべき乗剰余演算機構に組み込んだ応用についても提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-12-02

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