リアルタイム性を考慮した通信処理用OSインタフェースの設計と性能評価
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概要
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共通のソフトウェア基盤上でソフトウェア開発を行うことによりソフトウェア生産性を向上させることをねらいとして,NTTは,交換・通信処理等のリアルタイムシステム用ソフトウェア基盤インタフェース仕様であるIROS(Interface for Realtime Operating System)を発表している.本論文では,超多重資源状態での厳しいリアルタイム性が要求されるシステムにIROSに代表される階層化ソフトウェア構造を適用するにあたって,OSインタフェース規定の観点からリアルタイム性確保のための特徴的な事項を示し,その効果を定量評価する.具体的には,リアルタイム性への要求条件を明らかにし,その対策として高速なタスク実行制御およびタスク間通信を実現するインタフェース,高速な入出力制御インタフェースを提案すると共に,効果を定量的に評価する.更に,本ソフトウェア基盤上で通信プロトコル処理プログラムを構築するにあたっての高性能化実現方式を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-08-25
著者
-
二神 新
NTTネットワークサービス研究所
-
二神 新
日本電信電話株式会社nttネットワークサービスシステム研究所
-
香西 省治
NTTネットワークサービスシステム研究所
-
大久保 利一
NTTネットワークサービスシステム研究所
-
大南 正人
NTT情報通信研究所
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