有限図形の部分実現アルゴリズム
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概要
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既に次のような図形実現問題が提起されている.「任意の図形(2次元配列)を実現(記述)する(数学的)モデルを見い出し,もし二つ以上あればそれらは同形であることを示せ.」そしてその解である図形実現定理[任意の図形を実現する正準可換線形表現系が必ず存在し,それは同形を除いて一意である]が得られている.更に,有限次元正準可換線形表現系の究明等が行われている.本論文ではそれらの成果に基づいて有限図形の部分実現(忠実に記述)問題を論じる.そこで与えられた有限図形を部分実現(忠実に記述)する最小次元可換線形表現系を求めるアルゴリズムを与える.その実行例として染織模様を取り上げ,本アルゴリズムの有用性を示す.本手法は縦・横の位置を考慮して,有限図形情報の規則性を最大限に取り出し有限図形情報の圧縮化を行っている処理方法である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-10-25
著者
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