離散時間・アフィン力学系の部分実現理論(システムと制御)
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概要
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離散時同系のアフィンカ学系を取り扱う.アフィンカ学系は任意の因果律を満たす入出力写像(このことは入力応答関数を扱うことと同じ)を実現(忠実に記述)する数学的モデルとして提案され,実現の存在と一意性が得られている.したがって,モデルとしてよいことが示されている.更に,アフィンカ学系の有限次元性が究明されている.本論文では,それらの成果により取扱い可能となったアフィンカ学系の部分実現問題を論じる.部分実現問題とは,大雑把にいえば,任意の因果律を満たす対象に対して,多重実験による有限個の入出力データからそれに一致するアフィンカ学系を求めることである.更に,できればモデルが一意に得られる条件を明らかにすることである.その条件をアフィンカ学系特有の部分ハンケル行列を導入し,与える.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-03-01
著者
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