2端子ネットビア数最小化問題の区間分割に関する動的計画法による解法
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概要
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多層基板を用いたVLSIやPCBの配線で発生するビア数を減らす配線技術において,線幅,線間の制限を考えずにビア数を最小とする配線経路と層割当てを求める問題は,ネットを2端子ネットに限ったとしてもNP困難であることが示されている.しかし,局所ネットを含まない端子の連続区間の中で全端子を被履できるものの区間数をδとするとき,δが2で層数kが定数あるいはkが2でδが定数のときについては多項式時間アルゴリズムが提案されている(局所ネットとは,一つの区間に両端点を置くネットである).本論文では,δとkをともにパラメータとして扱うことのできる動的計画法による多項式アルゴリズムを提案する.更に,区間分割が自由であるとして局所ネットの存在を許し,その総数lもパラメータに含む手法を提案する.lとδとはトレードオフの関係にあるが,それを提案手法の時間見積り上で勘案して最も手数の少なくなる区間分割を行って解く手法について考察する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-06-25
著者
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