ヒューマンインタフェース設計レビューにおける作業指向型の設計ガイドライン検索の検討

概要

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人間工学や心理学の知見を体系化したヒューマンインタフェース設計ガイドラインは, 使いやすいソフトウェアを設計する際の重要なツールである.このツールを効率的に使用するため, 設計ガイドラインのデータベースが数多く開発されている.しかし, データベースの利用者である設計者が使う言葉と, 設計ガイドラインで使用されている言葉との間にギャップがあるため, 自分のかかえている問題に適した設計ガイドライン項目を必ずしも効率良く探せないという問題があった.そこで, 本論文では, インタフェース設計レビューの業務の効率を向上させるための設計ガイドラインデータベースの検索手法を提案する.提案する手法では, 設計者が画面上の問題点から連想する言葉と適切な設計ガイドラインとの対応関係をニューラルネットに学習させておき, 設計者はその言葉から設計ガイドラインを効率良く検索できる.更に本論文では, 有効性の評価のために, 一般に使われる文字列検索との比較実験を行った.インタフェース設計の経験があまりない被験者に, 両検索システムを用いて, ある画面設計の改善作業を行ってもらった結果, 改善策や満足度において提案する方法が優れていることがわかった.
1998-09-25

ヒューマンインタフェース設計レビューにおける作業指向型の設計ガイドライン検索の検討

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