触媒CVD法による高移動度poly-Si TFTの作製
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概要
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触媒CVD法により、ポリシリコン(poly-Si)薄膜トランジスタ(TFT)を作製した。これまで、触媒CVD法で作製した高結晶化poly-Si膜は、膜中に酸素などの不純物を多く取り込む傾向があり、これがTFT移動度向上の妨げとなっていた。今回、触媒CVD法により様々なpoly-Si成膜条件に対してTFTを作製し、移動度向上に関する検討を行った。その結果、高結晶性を有するpoly-Si膜においても、含有不純物(特に酸素)濃度を低減できることを明らかにした。また、poly-Si膜中の含有酸素濃度と膜の結晶性、およびTFT移動度の関係を明らかにし、膜中酸素濃度が10^<19>cm^<-3>程度以下で、かつ結晶化率90%以上のpoly-Si膜であれば、数10cm^2/Vsの高移動度poly-Si TFTが作製可能であることを実証した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-04-12
著者
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豊田 一行
(株)日立国際電気
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豊田 一行
日立国際電気
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国井 泰夫
(株)日立国際電気
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石田 丈繁
日立国際電気
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河西 弘人
ソニー(株)snc Lsiテクノロジー開発部門
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久須本 典熙
ソニー(株)SNC LSIテクノロジー開発部門
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山中 英雄
ソニー(株)SNC LSIテクノロジー開発部門
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矢元 久良
ソニー(株)SNC LSIテクノロジー開発部門
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谷口 武志
(株)日立国際電気電子機械事業部
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石田 丈繁
(株)日立国際電気電子機械事業部
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矢元 久良
株式会社ワコム電創
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国井 泰夫
(株)日立国際電気電子機械事業部
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