アーク状マイクロ波放電の特性と廃棄プラスチック分解への応用
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概要
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定在波とスタブ電極を用いてマイクロ波の電界エネルギーをスタブ周辺に集中させることにより、約300Wのマグネトロン出力で数Torrから大気圧のアルゴンガス圧下で放電を開始することができた。電子をアルゴンの電離電圧以上に加速するのに必要なマイクロ波電界は、5Torrの場合で約10^3[V, cm]と見積もられた。プラズマからの発生の時間変化と駒取りおよび流し写真から、放電開始にはスタブからの電界放出と二次電子放出が重要であると考えられる。この放電の応用として、パイプ状スタブにプラスチックを装填しその分解を試みたところ、短時間でガス化した。これには、誘電体加熱とプラズマの加熱の重畳効果が効いていると思われる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-10-20
著者
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