光ファイバによる1.5μm帯SC光発生と光パルス圧縮
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概要
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光半導体素子の特性測定のための光源を開発するために行った、1.5μm帯でスペクトル幅が広い極短光パルスの発生について報告する。光パラメトリック発振器の出力光を長さ1mの正常分散ファイバに入射し、光カー効果と分散により、300nmの10dB幅をもつスーパーコンティニウム(SC)光を発生した。また、その光を1.5μm帯では異常分散になる、通常の1.3μm零分散ファイバを通すことでチャープを補償し、50cmの長さのファイバで60fsのパルス幅に圧縮した。SC光発生に対して、非線形シュレーディンガー方程式をビーム伝搬法で解き、パルス圧縮については、ファイバの分散を伝達関数を用いてシミュレートし、実験と良い一致を得た。
- 2002-08-23
著者
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河口 仁司
山形大学工学部
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片山 健夫
山形大学工学部電気電子工学科
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河口 仁司
山形大工
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片山 健夫
奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科
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河口 仁司
奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科
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片山 健夫
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科
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