色情報による手形状認識に関する考察

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概要

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仮想現実世界の構築や手話認識システムの構築のためには,人の手の姿勢や形状を検出することが必要であり,近年では,画像処理によりそれらを検出するという研究が盛んに行われている.本研究では,手の姿勢や形状を高速に検出することを目的とし,複数の色でカラーリングした手袋を非観測者の手に装着させ,その画像を用いて手の姿勢,及び形状の推定を行う.手の形状推定は,従来のように手の特徴点などの位置関係を用いて行うのではなく,画像内で見えている色のカラーヒストグラムの重心の情報でルックアップテーブルを直接参照することによって行っている.本稿では,手袋のカラーリング方法,および形状推定の方法について述べ,本手法を用いた計算機シミュレーションの結果を示す.
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-10-21

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