プログラムスライシングを用いたプログラミング知識の抽出
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概要
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プログラム理解を推論を用いておこなう場合、どのようにして推論規則を作るかという問題がある。この推論規則作成をプログラムスライシング技法を利用して支援する。ソースコードを単純にスライシングするのではなく、スライス基準を計算機が自動的に変更して連続的にスライシングを繰り返すことで、プログラムに含まれる概念を表すと思われるスライスを抽出する。これをスライシング解析と呼ぶ。このスライスに人間が意味付けをおこなうことにより推論規則作成に役立つ情報にする。また、スライシング解析の過程を木に表現することでスライス間の関係に関する情報も得ることができる。現在、ワークステーション上にスライシング解析ツールを実装し、実際にプログラムにスライシング解析を適用している。本稿では、スライシング解析から推論規則作成に有効な情報が得られているか考察する。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-21
著者
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