基本的プログラミング技法の整理とルール化
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概要
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ソフトウェアの保守やプログラミング教育などでは、プログラムを理解する作業が大きな負担となっている。この過程を支援する何らかの機構を構築することは有用性が高い反面、複雑な問題である。我々は、プログラミング教育支援を目標とした研究の一貫として、プログラム理解機構の検討を行っている.プログラム理解手法は利用目的により異なるが、我々の方法はソースコード中の各命令に関する知識を「事実」として与え、これら「事実」を組み合わせて新たな「事実」を生成する方法に基づいている。ルールの正確な記述を行うために、フローに関する知識も「事実」として与え、プログラム理解手法の検討を行っている。新たな「事実」を生成するための規則はプログラミング知識としてあらかじめ与えておく必要がある。本稿では、プログラミング知識として与える推論規則を初等プログラミング教育で扱われる例題に含まれる基本的なプログラミング技法と限定し、その整理とルール化の際に生じる問題点について考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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