韻律データベース構築のための韻律に基づく韻律句ラベリング
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概要
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日本語韻律データベースを構築するために, 詳細なセグメンテーションを行った.この韻律データベースには, 東京方言の男女各3人により発声された, 朗読発話と模擬自発発話が収録されている.音声データのセグメンテーションの単位は, 言語音声知覚単位として定義される「韻律句」とした.正確にセグメンテーションを行うために, 従来用いられてきた広帯域スペクトログラムに加え, 狭帯域スペクトログラムも用いて, 音声波形振幅の変化, 基本周波数の変化, 高次も含めたフォルマント振幅の変化を総合して韻律的セグメントの候補を決定し, さらに1基本周期単位の時間調整を行って最終的に聴取によって「切れ具合」を確認した.さらに, 全データを1人が精査することにより, セグメンテーションに関する一貫性を目指している.
- 2002-01-17
著者
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