高次SACのベクトル出力ブール関数への拡張
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概要
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S-boxは、ベクトル出力のブール関数とみなすことができる。このブール関数は、入力の任意のkビットが任意の定数に固定されたとしても、暗号学的基準を満たすことが必要である。しかし、従来、入力のkビットを固定した場合の安全性については、1ビット出力のブール関数についてしか研究されていない。SAC(k)は, この類の代表的な暗号学的基準である. 本稿は、入力のkビットを定数に固定した上での線形攻撃や差分攻撃に対しても安全なブロック暗号を構成する第一歩として、SAC(k)のべクトル出力のブール関数への拡張を示すものである。そのようなベクトル出力ブール関数について、その存在性, パラメータの限界式, その数えあげ等を明らかにする。また、設計法および具体例も示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-18
著者
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