Horster等の認証つき暗号を用いた署名の一人歩き防止プロトコル

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概要

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一般的なデジタル署名は、署名者の公開鍵を用いて誰でも検証できる。しかし、用途によっては署名の検証者を限定すること(一人歩きを防止)が望ましい。そのような署名の一つにChaum等の否認不可署名がある。Horster等は、メッセージ復元型署名に受信者の公開鍵を用いた認証つき暗号を提案している。著者等も、メッセージ復元型署名の拡張として署名の一人歩き防止の署名プロトコルをSCIS'97で発表した。これは結果的には、Horster等の認証つき暗号に受信者とそれ以外の署名検証者との間の二次検証プロトコルを付加したものになっていた。しかし、検証者が二次検証を悪用する危険性があるので、今回は二次検証部分をChaum等の使用したプロトコルを用いて署名を再提案する。再提案署名と否認不可署名との比較も行う。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-11-19

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