高速処理可能な公開鍵暗号の一提案
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
コンピュータネットワーク上で通信する際、情報を安全に送信するために暗号理論は重要なものである。近年は公開鍵暗号系が注目されつつありその実用化へ向けての研究も盛んである。しかし公開鍵暗号系のほとんどが処理に巾乗演算を用いるため計算量が大きく実用化のネックになっている。伊藤、岡本、満保は暗号化、復号化に巾乗演算を用いない高速処理可能な公開鍵暗号を提案した。これは従来の公開鍵暗号方式に比べ非常に高速な処理が可能である。筆者等は安全性の面で強化された改良型を提案した。しかしこの提案した方式もその後の検討により、比較的短い時間で解読されてしまうことがわかった。そこで小林の提案した合成数を法とした離散対数問題を用いた新しい落し戸を利用し、さらなる改良を施した高速処理可能な公開鍵暗号方式を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-09-24
著者
-
宮崎 武
北九州市立大学国際環境工学部
-
荒木 俊輔
九州工業大学情報工学部
-
内平 敬幸
九州工業大学情報工学部電子情報工学科
-
宮崎 武
九州工業大学情報工学部電子情報工学科
-
荒木 俊輔
九州工業大学大学院情報工学研究科
関連論文
- 三次元仮想空間用テクスチャに対する電子透かしに関する一考察
- 大容量航空写真を用いた三次元景観表示手法(地理・地図・案内のための情報処理(1))(地理・地図・案内のための情報処理)
- 三次元CGを用いたプラント保全支援システム(CG一般(1))(地理・地図・案内のための情報処理)
- 福岡県西方沖地震における自治体の対応に関する調査
- 三次元都市計画支援システムのための高速表示方式(地理・地図・案内のための情報処理(1))(地理・地図・案内のための情報処理)
- まちづくりの図面と規制を利用した三次元都市空間の可視化(地理・地図・案内のための情報処理(1))(地理・地図・案内のための情報処理)
- 長崎県佐々町におけるエデュマップ3D・プロジェクト
- ロジスティック写像による擬似乱数生成器の乱数種への全数探索攻撃について
- ロジスティック写像による擬似乱数生成器の乱数種への全数探索攻撃について
- 高速処理可能な公開鍵暗号の一提案
- 三次元GIS技術を活用したプラント保全管理システム
- ベクトル量子化を用いた大容量地形データの非可逆圧縮手法に関する一考察
- 大学講義のためのeラーニング教材作成支援システムの提案(e-Learning教育システムの成果と目指すべきもの/一般)
- インターネット利用型GISにおける情報の制御に関する一検討
- Horster等の認証つき暗号を用いた署名の一人歩き防止プロトコル
- 三次元仮想空間用テクスチャに対する電子透かしに関する一考察
- Nyberg-Rueppel メッセージ復元型署名に基づくBatch検証可能なBatch署名
- オンライン筆記情報を用いた共通テンプレート型バイオメトリック暗号に関する一検討(研究速報,テンプレート保護,バイオメトリクス論文)
- AS-6-7 日本語署名を対象とした共通テンプレート型バイオメトリック暗号に関する一検討(AS-6.バイオメトリクスの多様性,シンポジウムセッション)