五次ポテンシャルに生じる振動現象と引力圏構造
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概要
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発散解を生じる三次エスケープ方程式や動揺方程式は応用分野が多いこともあって盛んに研究されて来た.強制入力と散逸を除いた際にこれらの系に出現する閉軌道群の作用対周期特性は質的に同等である.このため各種振動状態の存在領域や引力圏構造には質的な共通点が多く見い出される.一方で五次ポテンシャル系や良く知られたダフィング方程式のポテンシャルは異なる作用対周期特性を示し, このことがより多様な共鳴解や分数調波解などの振動現象を導く一端であると考えられる.本報告では五次ポテンシャル(エスケープ)系のパラメータ空間中に於ける各振動状態の存在範囲や引力圏構造について, 三次エスケープ方程式との比較を交えて, 数値実験的な検討を進める.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-10-14
著者
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