3次元発振器のカオス発生に関する分類
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概要
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3次特性能動素子を用いた3次元発振器を,カオスが生じるかどうかに関して分類する方法を提案する.計3個のキャパシタとインダクタ,及び電圧制御型非線形抵抗と正の線形抵抗を各1個の,合計5素子で構成される完全回路は,11個存在する.カオス発生の条件として次の2条件を考えた.(1)平衡点が複数個存在し,それらがすべて不安定である.(2)パラメタの変化に伴い平衡点の数と安定性が複雑に変化する.(1)の条件で3回路が候補となり,(2)の条件で2回路にカオス発生が予想される.これは今まで知られるシミュレーション結果に一致する.これらの条件は,より一般的な発振器のカオス発生条件としても意味を持つように思われる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-24
著者
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