2個の正線形抵抗をもつ3次元カオス発振器
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概要
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筆者らは先に, 3次元特性能動素子を用いた3次元発振器にカオスが生じるための, 2つの条件を提案した. これに基づき, 5素子で構成される11種類の3次元発振器をカオスの発生に関して分類し, この分類が正しいことをシミュレーションで確かめた. 本論文では, この条件を用いて, 線形抵抗が正の場合にカオスが発生しないA3回路に, もう1個の正抵抗を付け加えることにより, 新たなカオス発振器を構成できることを示す. また, 同じA3回路は線形抵抗が負のときカオスを発生するが, この場合, 非線形抵抗は受動的なものにしてもカオスが生じ得ることを, 理論的に予測できることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-27
著者
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