興奮波の時空間活動パターンを用いた時系列情報コーディング : 海馬神経回路モデル
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概要
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海馬は時系列情報の記憶に関わることが知られている。本研究では、海馬CA3-CA1神経回路網モデルを構築し、CA3とCA1領域にラツトが空間学習中に入力されると考えられる時系列信号を入力した。入力信号によって、最初にCA3領域の反回性結合強度が変化して、信号入力位置から放射状に広がるバースト発火の時空間活動パターンが形成された。次に、CA3に形成された時空間活動パターンを反映したシャーファー側枝シナプス強度のパターンが形成された。その結果、入力された時系列をコードする細胞がCA1領域に形成された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-11-15
著者
-
吉田 基治
九州工大・情報工・情報システム
-
林 初男
九州工大・生命体工学・脳情報
-
林 初男
九州工業大学大学院生命体工学研究科
-
吉田 基治
Department Of Neurology And Neurosurgery Mcgill University
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