複数の基準局を用いた場合のDGPS測位精度
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概要
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GPSでは, 単独の移動局受信機でも数100m程度までの測位精度で使用できるが, 既知点で得た誤差情報を利用して精度を向上することができる. これがいわゆるDGPS (differential GPS)方式であって, 既知点に設置した基準局受信機で測定した測距誤差を移動局に伝送し, 移動局側でこの誤差分を補正することで, 数m-10数m程度の測位精度が得られる。ところで, よく知られているようにDGPSの測位精度は基準局からの距離が大きくなるに従って低下する. これは誤差要因の中に空間的相関を持つ成分が含まれていることを意味しているが, 離れた地点にある複数の基準局による補正情報を利用すれば, こうした成分は低減される可能性がある. そこで, 複数の基準局を利用した場合の測位精度について調べたので, その結果を報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-07-30
著者
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