干渉キャンセラの新構成法とその特性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文はスペクトル拡散通信のための干渉キャンセラの新しい構成法を提案し、その有効性を明らかにする。提案方式においては既知符号のパイロット信号をデータ変調なしで拡散変調を行い、常時リバース回線に送出する。受信されたパイロット信号から伝搬路の特性を計算により求められるので、干渉キャンセラの特性向上、構成の簡略化が達成できた。移動局に動きに伴う伝搬路の特性変化に対し、時間多項式モデルによる推定および相関信号へのフィルタリング法を提案する。干渉キャンセラ(以下単にキャンセラと言う)としてシーケンシャル構成法を提案する。これは筆者等によって既に提案された基本構成と等価で、構成が簡略化されている。本論文では、まず、時変マルチパス伝搬路の推定法について述べ、次にシーケンシャルキャンセラの構成とその導出について述べる。以上を基に、キャンセラシステムを提案し、提案方式の有効性を明らかにする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-08-26
著者
-
佐藤 慎一
沖電気工業株式会社無線開発センタ
-
佐藤 拓朗
新潟工科大学
-
杉本 大樹
早稲田大学国際情報通信研究科
-
川辺 学
沖電気工業株式会社通信システム研究所
-
深澤 敦司
沖電気工業株式会社通信システム研究所
-
佐藤 拓朗
沖電気工業株式会社通信システム研究所
-
杉本 大樹
沖電気工業株式会社通信システム研究所
-
川辺 学
沖電気工業 電子通信システム研
-
佐藤 慎一
沖電気工業株式会社研究開発本部
-
深沢 敦司
千葉大学大学院自然科学研究科
-
佐藤 慎一
沖電気工業 電子通信システム研
関連論文
- B-5-73 ノイズの相関性を考慮したダイバーシチ合成法に関する一考察
- DS-CDMAにおける有効パス選択方法に関する一検討
- ディジタルDLLのハードウェア構成に関する一検討
- B-5-28 cdma2000システムリバースリンクにおける高速位相変動を考慮した無線伝搬路推定法の検討
- B-5-18 cdma2000システムリバースリンクにおける低SNR環境下での同期捕捉方法
- B-5-162 cdma2000システムリバースリンクにおけるTPCビットを考慮した無線伝搬路推定法の検討
- B-5-150 cdma2000システムリバースリンクにおけるTPCビットが同期捕捉特性に与える影響
- B-5-147 cdma2000システムリバースリンクにおけるSIR測定法の特性評価
- マルチメディアCDMAシステムに対応した適応セル制御における下りリンク通信品質の評価
- SS無線通信における最大ドップラー周波数観測方式の検討
- RAKE合成前の信号を用いたSIR測定法の検討
- マルチメディアCDMA適応セル制御方式の諸特性
- チャネル推定残差パワーを用いた指向性ダイバーシチ合成の効果
- マルチメディアCDMAシステムにおける適応セル制御方式の一検討
- 多元トラヒックを考慮したCDMAダイナミックセル構成法
- スペクトル拡散移動通信における指向性ダイバーシチ合成法の一検討
- 不均一トラヒックを考慮したCDMA電力制御法
- パイロットシンボルを用いる同期検波RAKE方式に関する一検討
- ソフトハンドオフ領域内移動局へのトラヒック偏りを考慮した電力配分
- CDMAマルチコード信号を用いたマルチレートトラヒックの基地局収容に関する検討
- 移動局分布を考慮したCDMAシステムでの上下回線特性の検討
- CDMAマイクロセル移動体通信システムにおける不均一トラヒックを考慮したダイナミックセル構成法の効果
- パイロット信号による符号同期・伝搬路推定を適用したRAKE受信機の検討
- B-5-30 マルチメディアCDMAシステムにおける下りリンク送信電力制御の一検討
- CDMA移動通信におけるメディアの優先度を考慮した上りリンク送信電力制御法
- 最小二乗法に基づくチャネル推定を用いたAFC方式の検討
- CDMA移動通信におけるメデイアの優先度を考慮した送信電力制御法
- パイロットシンボルを用いたパスダイバーシチ合成AFC方式
- マルチメディアCDMAシステムにおける送信電力制御の一検討
- スペクトル拡散移動通信におけるキャリア周波数制御方式の一検討
- 最少2乗法に基づく信号推定を用いた車載機器制振制御方法の検討 (交通システム特集)
- ディジタル位相制御DLLの特性解析
- 最小2乗法に基づく信号推定を用いた車載機器制振制御方法の検討
- パイロット信号を用いた同期捕捉に関する検討
- OFDMシステムにおけるパイロット信号を用いたサンプリング周波数オフセット及び残留キャリヤ周波数オフセット補償方式(無線通信技術)
- A-5-22 SSB化QPSK変調方式の一検討(その2)(A-5. ワイドバンドシステム)
- B-5-206 SSB 化 QPSK 変調方式の一検討
- パイロット信号を用いた伝搬路推定に基づく干渉キャンセラの構成とその特性(スペクトル拡散無線通信技術論文特集)
- 干渉キャンセラの新構成法とその特性
- CDMA移動通信におけるメディアの優先度を考慮した上りリンク送信電力制御法
- マルチメディアCDMA適応セル制御方式の諸特性
- マルチメディアCDMA適応セル制御方式の諸特性
- 運動モデルに基づく非定常過程の解析法
- ディジタル信号処理技術の産業への応用
- 5. 周波数有効利用技術におけるグラフネットワーク理論の適用 (情報通信の将来の基礎に向けて)
- アウタループによるCDMA通信品質制御方式
- スペクトル拡散システムにおける同期と同期回路
- 広帯域CDMA方式の最近技術の現状
- Wideband CDMAの技術と標準化
- Wideband CDMA 方式の北米標準化
- 移動局分布を考慮したCDMAシステムでの上下回線特性の検討
- 最小2乗法に基づく無線チャネル推定器の検討
- パイロット信号を用いた符号同期に関する検討
- B-5-25 OFDM移動通信におけるフォワードチャネル制御方式の検討
- マルチキャリアCDMAの二元等化方式
- 2元直交符号化マルチキャリアCDMA方式における逐次等化アルゴリズムのシミュレーション評価
- A-5-23 Turbo 符号を用いた OFDM 無線 LAN の検討と評価
- アドホックネットワークにおけるマルチホップハンドオフ機能適用の解析
- 双曲線法による電波源位置特定方式と性能解析
- OFDM伝送技術の現状と将来(移動通信)
- OFDM移動通信における誤り率特性一定伝送方式の検討
- D-2-32 ニューラルネットワークを用いた嗅覚識別方式
- 直交符号化マルチキャリアCDMAにおける遅延時間制御方式
- マイクロセルCDMA移動通信におけるダイナミックゾーン構成法の一検討
- 適応マイクロセル構成制御方式の一検討
- スペクトル拡散通信の基礎と移動通信への応用
- スペクトル拡散移動通信における無線伝搬路推定方式の検討
- パイロット信号を用いた伝搬路推定方式の検討