パイロット信号を用いた伝搬路推定に基づく干渉キャンセラの構成とその特性(<特集>スペクトル拡散無線通信技術論文特集)
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概要
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本論文はスペクトル拡散通信のための干渉キャンセラの新しい構成法を提案し,その有効性を明らかにする.提案方式においては既知符号のパイロット信号をデータ変調なしで拡散変調を行い,常時リバース回線に送出する.受信されたパイロット信号からの伝搬路の特性を計算により求められるのでBlind Deconvolutionは回避される.新構成法により干渉キャンセラの特性向上,構成の簡略化が達成できた.移動局の動きに伴う伝搬路の特性変化に対し,時間多項式モデルによる推定および相関信号へのフィルタリング法を提案する.干渉キャンセラ(以下単にキャンセラと言う)としてシーケンシャル構成法を提案する.これは筆者等によって既に提案された基本構成と等価で,構成が簡略化されている.以上の方法に基づきキャンセラシステムを構成する.遅延波のパスダイバーシチ合成,対象および干渉チャネルのデータおよび干渉量の推定を行い,他チャネルからの干渉を除去する.本論文では,まず,時変マルチパス伝搬路の推定法について述べ,次にシーケンシャルキャンセラの構成とその導出について述べる.以上をもとに,キャンセラシステムを提案し,提案方式の有効性を明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-11-25
著者
-
佐藤 慎一
沖電気工業株式会社無線開発センタ
-
佐藤 拓朗
新潟工科大学
-
杉本 大樹
早稲田大学国際情報通信研究科
-
川辺 学
沖電気工業株式会社通信システム研究所
-
深澤 敦司
沖電気工業株式会社通信システム研究所
-
佐藤 拓朗
沖電気工業株式会社通信システム研究所
-
杉本 大樹
沖電気工業株式会社通信システム研究所
-
川辺 学
沖電気工業 電子通信システム研
-
佐藤 慎一
沖電気工業株式会社研究開発本部
-
深沢 敦司
千葉大学大学院自然科学研究科
-
佐藤 慎一
沖電気工業 電子通信システム研
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