指尖脈波及び耳朶脈波による緊張状態推定 : 自動車運転シミュレータへの適用
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概要
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筆者らは, 生体情報を計測して心身状態を推定し, ユーザにフィードバックする技術を研究している. その応用例として, 本研究では, 市街地走行および高速道路走行の運転シミュレーションを体験中の緊張反応の抽出を目的とし, 指尖脈彼の振幅値および耳朶脈波から求めた心拍数のそれぞれによって抽出できる緊張反応の割合を検討したりその結果, 運転に注意を要する場面での緊張反応を指尖脈波によって抽出できること, 指尖脈波にノイズが混入した場合には耳朶脈波から算出した心拍数によって緊張反応の抽出を補えることがわかった. また, 利用者の緊張に応じてシミュレーション中の場面設定を変更することにより, 緊張の低下を避け得ることが示唆された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-18
著者
-
高木 陽子
Nec情報メディア研究所
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剣持 聡久
NEC情報メディア研究所
-
福住 伸一
NECヒューマンメディア研究所
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福住 伸一
NEC情報メディア研究所
-
剣持 聡久
日本電気(株)バィオIT事業推進室
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