SMF伝送路を用いた40Gbit/s WDMシステムの長距離化の検討(40Gb/s伝送技術,OTDM技術,高速伝送技術,一般)
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概要
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次世代40Gbit/s WDM伝送システムの実用化に向けて、現在最も多く敷設されている1.3μm帯零分散シングルモードファイバ(SMF)伝送路と、送受信器の構成がシンプルで小型なNRZ変調方式の組み合わせが経済性の観点から有利と考えられる。しかし長距離化を図る場合、SMFの大きな波長分散を補償する分散補償ファイバ(DCF)での光損失によるOSNR劣化と、非線形効果による伝送品質劣化が問題となる。今回、OSNR劣化を改善するために、DCFを増幅媒体としたラマン増幅器を2段用いた低雑音光中継ノードを構成し、また非線形効果による波形劣化を抑圧するために波長分散マップを最適化することにより、43Gbit/s(NRZ)×40チャネルSMF 1,600km伝送実験を行ったので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-06-05
著者
-
秋山 祐一
富士通株式会社
-
中村 健太郎
株式会社富士通研究所
-
石川 丈二
株式会社富士通研究所
-
大井 寛己
株式会社富士通研究所
-
秋山 祐一
株式会社富士通研究所
-
高原 智夫
株式会社富士通研究所
-
寺原 隆文
株式会社富士通研究所
-
Hainberger Rainer
株式会社富士通研究所
-
大井 寛己
(株)富士通研究所
-
高原 智夫
富士通研究所
-
石川 丈二
(株)富士通研究所
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