聴覚スペクトルと脳内声道モデルとの双方向能動処理特性
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概要
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LPC,ベクトル量子化,HMMで代表される統計的音声処理モデルによる音声認識は,画期的進展をしてきているが人間の音声処理能力には及ばない.近年,音声基礎科学分野では音声認識における音声モデルとして,音声の音響特性より生成過程(調音パターン)における特性モデルの役割の重要性が指摘されてきている.そこでこれまでに,脳内声道モデルを核関数とする,新たに定義する積分変換による音声知覚生成の統合化モデルを構築してきている.本稿では,蝸牛基底膜の非線形特性と脳内声道モデルとの,双方向能動処理モデル上での積分変換特性について考察する.
- 1999-10-29
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