ケプストラムを用いた音声の揺らぎの検出
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概要
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我々は、発生障害音声の評価のため、再現性が良く、相互比較の可能な客観的評価法の一つと考えられるケプストラに着目して様々な検討を行っている。これまではケプストラムのドミナントピークC1の値に着目した方法について検討を行ってきた。しかし、ケプストラムにおいては、C1の他にも、数個のピークが出現し、他のピークの方が大きい場合もある。そこで、本報告では合成音を用いて、音声の揺らぎとケプストラムの第1、第2、第3ピークの位置、その鋭さ等について実験的に考察を行ったので報告する。また、分析の際の時間窓についても検討を行なった。その結果、C1の値のみでは単に、揺らぎであるとしか判らなかったが、第2、第3ピークの位置等をあわせて考慮することにより、揺らぎの種類その性質等が更によく解析できることが判明したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-01-21
著者
-
三浦 宏康
金沢工業大学工学部
-
大山 玄
徳島大学医学部耳鼻咽喉科
-
石黒 仁史
金沢工業大学電子工学科
-
三浦 宏康
金沢工業大学電子工学科
-
大山 玄
徳島大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
大山 玄
徳島大学医学部
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