手指動作記述文を用いた日米手話言語間の類似動作単語対の抽出方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
手話言語は,文の構成要素である単語を手指動作で表出する視覚言語としての側面を持つ.この手話単語の構造は,一般に音声言語の音素に対応する概念である動素を導入し手の形,手の位置,掌の向き,手の動きに基づく動素パラメータで記述される.さらに,動素パラメータの一つだけが異なる単語対は,手話単語の最小対と呼ばれる. また,単一言語内において,例外はあるが,手指動作の類似性が意味の類似性を表現する場合がしばしばある.手話を学習する場合に,類似動作の手話単語を同時に獲得できれば,動作と意味の差を関連づけて,効率良く学習できる.一方,ある手話言語の修得者が別の手話言語の単語を学習する場合にも,両言語間の動作の類似性と意味の対応関係を関連づけて学習する必要がある.本論文では, 日米手話言語間で類似の動作単語対を与えられた単語集合から抽出する方法として,市販の手話辞書に記述されている手指動作記述文間の類似性に着目し,この手指動作記述文間の類似性を手話単語間の類似性と捉え,手指動作記述文間の類似度計算に基づき抽出する方法を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-18
著者
関連論文
- 手指動作記述文を利用した手話単語のパターン認識と理解 : 言語と画像の接点
- 手指動作記述文間の類似性に基づく手話単語の検索方法
- 手指動作記述文間の類似性に基づく手話単語の分類方法
- 手指動作記述文間の類似性に基づく類似の動作特徴を含む手話単語対の抽出方法
- 手指動作記述文間の類似度計算に基づく手話単語の分類
- 手指動作特徴系列を用いた手話単語の類似検索システム
- 例文に基づく助詞欠落文の復元方法
- WWW環境での手話単語の検索システムの構築方法
- 手指動作記述文を用いた日米手話言語間の類似動作単語対の抽出方法
- 最長共通部分文字列探索を用いたテキストからの仮名漢字変換候補単語の抽出方法
- 最長共通部分文字列探索を用いたテキストからの仮名漢字変換候補単語の抽出方法
- 類推に基づく料理定義文の自動獲得
- オンラインマニュアル概要文を利用した異機種間の類似コマンド検索方法
- 手指動作記述文を利用した手話単語のパターン認識と理解
- マニュアル概要例文間のファジー関係に基づく英日機械翻訳エンジン jfreshman (Japanese version of Fuzzy REtrival SHell for a command MAN)
- 多機種間のマニュアル概要検索のためのファジー検索拡張シェルfreshman(Fuzzy Retrival Extended SHell for a command MAN)
- 手指動作記述文を利用した手話単語の類似検索方式
- 手指動作記述文を利用した手話単語間の類似関係の抽出方式 : 最長共通部分文字列探索(LCS)を基本尺度に
- 日本語・手話電子化辞書の構成法について