パーソナル無線データ通信のためのプロトコルおよびネットワーク制御技術(無線ネットワークの性能評価論文小特集)
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概要
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情報社会の進展に伴い,パーソナル通信サービスの実現が期待されている.その先駆けとして,音声通信を対象としたパーソナルハンディホンシステム(PHS)の商用サービスが1995年7月より開始された.一方,データ通信に対する要望も強く,その実現法を早急に確立する必要がある.本論文では,パーソナル無線データ通信を経済的に提供するためのプロトコルおよびネットワーク制御技術について検討し,以下の諸点を明らかにしている.(1)音声との設備共用を図るため,無線基地局-網間はIインタフェースとし,また,認証もアウトチャネル(Q・931)で行うことが望ましい.(2)パーソナル無線パケット通信サービス導入後には,位置登録は音声端末も含めパケットで転送することが有利となる.(3)経済性と汎用性を両立させるため,基本呼に対しては,着交換ノードでのサービス制御ノードアクセスを不要とする方式を採用する.(4)パーソナル無線パケット通信サービス導入時には,転送モード等の端末情報をサービス制御ノードに設定し,むだな接続処理を防ぐ.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-25
著者
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