マルチメディア処理の動的QoS制御のためのフレームワーク
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概要
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連続メディアデータを計算機上で扱う場合, 各メディアのもつ時間的制約を守りながら処理を進める必要がある. 一般的には, 必要な資源を予約することで時間的制約の保証が行えるが, 十分な資源が予約できない, 資源使用量が予測できない等の状況では, QoSを動的に調整し与えられた資源量に処理内容を適応させるという手法も同時に必要となる. また, 複数の連続メディアセッションが処理されている場合, それらの間でどのように資源を割り振るかも重要な問題である. これらの問題を根本的に解決するためには, 従来の「公平性」を基本とするものに代わる新しい資源管理と動的QoS制御のフレームワークが必要になる. 本論文では, そのようなフレームワークとして, 上述の「予約」と「適応」を基本とした「QoSチケット」モデルを提案する. 更に, このモデルのプロトタイプ実装と, それを用いた動的QoS制御の実験結果についても報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-25
著者
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