相補的認識系に差分主成分を用いる手書き漢字認識
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概要
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既存の認識系に相補的認識系を結合して認識精度の向上を図る場合, 既存の認識系で誤読された文字の認識を容易にするような特徴を相補的認識系に用いることが重要である.本報告では, 相補的認識系の特徴として, 既存認識系での誤読パタンと誤読先カテゴリとを分離するうえで有効な差分主成分をカテゴリ毎に求めて使用する.LDA法を用いて設計された手書き漢字認識系と組み合わせて認識実験を行い, 共通差分主成分から求められた5次元の差分主成分を用いることによりテストデータの認識率は97.35%から98.0%へ向上すること, 相補的認識系の識別関数は重み付きユークリッド距離が最適であることなどを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-06-19
著者
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