2次識別関数と差分主成分の多段併用による手書き漢字認識
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概要
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認識精度を向上するうえで, 既存の認識系で誤読された文字の認識を容易にする差分主成分を識別に用いる相補的認識系の構築と結合が有効である.本報告ではそのような相補的認識系の多段構成を提案する.即ち, ある段の相補的認識系は, 前段の結合認識系での誤読文字の認識を容易にする差分主成分を識別に用いるというものである.2次識別関数をベースとする既存の認識系に対して4段の相補的認識系を設計して組み合わせ, 正読率は98.05%から98.38%に向上することを確認した.さらに本報告では2次識別関数において共分散行列の行列式の正規化, 正規化処理の効果などについても実験的検討を行う.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-12-18
著者
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