差分主成分を用いた相補的認識系の設計
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概要
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認識系の結合によって認識精度の向上を図る場合,認識精度の改善の程度はそれら認識系の相補性の程度に大きく依存する.本報告では,既存の認識系と結合後の正読率を最大にするような認識系の設計方法について提案する.新認識系では,着目カテゴリに属するパターンとそのカテゴリへの誤読パターンとの分離が容易な特徴として差分主成分を線形変換によって求め,識別関数はフイッシヤーの線形判別分析において2次の項も用いて適用し求めている.また,結合後誤認識に転ずるパターンの数を最小に抑える学習方法についても提案している.手書き数字認識に応用した結果,エラー率が著しく減少することを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-19
著者
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