基本図形検出におけるディジタル化の影響を考慮した最小サブセット構成
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概要
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最小サブセットに基づいた図形検出法では, 最小サブセットは基本図形を唯一に定義する最小点集合であり, 精確なデータに対しては最小サブセットがその図形上の全部の点の良い表現となっている.しかし図形検出の性能は, 画像空間のディジタル化の影響を受ける.すなわち画像空間のディジタル化誤差のために, ある一つの図形上の最小サブセット点がその元の図形を良く表現するとは限らない.そして, この図形の表現精度は, 実は最小サブセットの構成と関連している.本論文では, この最小サブセット構成とその確率特性を解析し, その中における有効と無効な部分のその構成に依存した確率変化について検討した.またこれに基づき, 最小サブセットの中の無効な部分を減らすことによる図形検出確率の向上を目指した.その結果, 本方法は従来の図形検出法より検出速度を高めることができる.またサブピクセル精度を導入することによって, この性能をさらに向上することができる.最後に実験によりそれらの検証を行った.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-12
著者
-
王 耀東
東京都立科学技術大学:(現)メディアドライブ株式会社
-
舟久保 登
東京都立科学技術大学大学院工学研究科電子情報系システム工学専攻
-
舟久保 登
東京都立科学技術大学電子システム工学科
-
舟久保 登
東京都立科学技術大学
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