運動立体視による奥行き抽出について
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概要
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立体視の計測精度は原理上,二つの視点間の距離(ベースライン長)によって決まる。しかし一方,視差の範囲が大きくなれば,その分だけ画像間の対応点を見つけるのが難しくなるという問題がある。そこで左右の視点間にさらにいくつかの視点を設ければ,個々の画像間の歪みが小さくなり,この問題は解消する。またこのような多視点ステレオの利用には,偽の対応点の除去や,隠蔽された点の検出が可能という利点もある。簡単に多数の視点からの画像を得るには,両端の視点を結ぶ直線上でカメラを移動しながら,等間隔で対象の撮影を行う方法がある。つまり移動視である。このように考えると,移動視と多視点ステレオを同じ枠組で取り扱うことができる。そこで実際に問題となるのは,三枚以上の画像の間でどのようにしてステレオ対応を取り,統一した結果を得るかということである。これについてすでに,連続したステレオ画像を時系列画像と見なし,この中から運動軌跡としての直線を検出することによって対象の奥行きを抽出する試みが行われている。われわれは今回,隣接する視点同士を組にして考え.これらを従来の二視点ステレオの連続した系列と見なして取り扱う方法を試みたので,これについて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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