DCTによる動画像からの速度抽出
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概要
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従来から使われてきている速度抽出の方法には、運動物体の形状の変化や、画像中のノイズ要素に弱いという欠点がある。このような問題を解決する手法として、近年、周波数変換を用いる速度抽出法が見られるようになってきた。この周波数変換による速度抽出処理ではDFT(離散フーリエ変換)が用いられているが、我々は新たにDCT(離散コサイン変換)を使用する方法を提案し、検討している。DCTは現在、画像圧縮の基本原理として、JPEGやMPEGなど多くの国際標準規格に利用されているので、DCTによる速度抽出が可能となれば、画像圧縮技術との親和性やコスト面などの点でも有用であると思われる。本研究において、いくつかの動画像に対してDCTによる速度抽出実験を行った結果、実際にDFTによる速度抽出と同程度の抽出のできることが明らかになったので、これを報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
-
熊田 敦
東京都立科学技術大学大学院工学研究科電子情報系システム工学専攻
-
舟久保 登
東京都立科学技術大学大学院工学研究科電子情報系システム工学専攻
-
舟久保 登
東京都科技大
-
舟久保 登
東京都立科学技術大学
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熊田 敦
東京都立科学技術大学
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